Spine Dynamics療法は、従来のKinematicsの観点から体系立てた治療概念に、新しくKinetics(運動力学)の視点を深く組み入れた「治療体系」を特徴とします。Spine Dynamics理論と実践を、より深く学び、臨床で幅広い疾患に適応できるレベルに到達して頂くために、コース内容を改定いたしました。
入門編は、Spine Dynamics理論から拘縮・変形が重力ストレスによる生体順応反応であることを成因プロセスから学び、臨床視点の変革(パラダイムシフト)が必要であることを会得します。
ベーシックコースは、Kinetics 観点から共通する慢性疼痛疾患の学術的特徴を学び、論理に沿った実践法を体感・会得します。
アドバンスコースは、上肢・下肢・体幹疾患の全体論的臨床推論の習得と臨床で行なう特殊筋力トレーニング法、歩行制御、姿勢制御の習得が加わり、Spine Dynamics療法全てを実践できるレベルを目指します。
マイスターコースは、疾患の物理的成因プロセスのみならず精神プロセスまで併せたアプローチ法を学び、スキルアップのための症例検討を重ね、高い実践レベルを目指します。
コース受講にて得られる臨床成果(目標)は以下のようになります。
1. 重力ストレスによる身体応答の物理的因果関係から評価や治療実践が可能となる。
2. 障害形成に至った物理的プロセスと精神プロセスを評価・治療できるようになる。
3. 痛みや機能障害に対する即効的な技術(運動療法、徒手療法)を体得できる。
4. 四肢の筋出力抑制や関節可動域制限の成因を評価、即座に回復できるようになる。
5. 疾患に至った心身環境を評価し、成因プロセスを生活習慣因子まで特定することができる。
全コース修了するとマイスターとして『認定証』を授与いたします。
また、各県世話人による研修会開催時は内容がどのコースに当たるかを明記しますので、受講したいコースを選択してください。