訃 報
心と体のリハビリテーション研究会の代表幹事であります脇元幸一先生は、かねてより病気療養中でありましたが、去る1月16日の午前4時に逝去されました。
ここに生前のご厚誼に深く感謝いたしますとともに、謹んでご連絡をさせていただきます。
なお、通夜ならびに告別式は鹿児島市内で執り行われました。通夜・告別式に際しましては、ご多用中にもかかわらず多くの方々にご会葬をいただき、ご鄭重なるご厚志を賜わり誠にありがたく厚く御礼申し上げます。
脇元先生は、生前から Spine Dynamics 療法は脇元療法ではなく、地球上のルールとヒトの運動とのかかわりを理解することが Spine Dynamics 療法の理解へつながる。Spine Dynamics 療法は、特別な治療法や治療手技ではなく、重力ストレスこそが「ヒトに共通する不変的な地球上のルール」であり、重力ストレスに対する身体応答を追及することが Spine Dynamics 療法なのである。と説いています。
また、Spine Dynamics 療法の原理と理論を提唱しましたが、臨床での形作りと成果は、全国のセラピストの皆さんと一緒に作り上げる。そして、いつの日か理学療法の教科書に Spine Dynamics 療法の考え方が基礎になることを強く思われていました。
皆様におかれましては、今後とも Spine Dynamics 療法の原理を理解し、結果を出すリハビリテーションで、目の前の患者様・利用者様に対して治療をして差し上げてください。
脇元先生の、「一人でも多くの方を幸せにしたい」という遺志を引き継いでいただきたいと思います。
ココカラ研究会は、これからも多くの皆さんのご協力をいただき、Spine Dynamics 療法をより進化をさせていただく所存です。
心と体のリハビリテーション研究会 事務局長 北崎 洋司