◆◇━━━━━◇◆ 心と体のリハビリテーション研究会 ◆◇━━━━━◇◆        〜*−*〜 KOKO-KARA Information 〜*−*〜              第48号:2014.10.26      VDT症候群とブルーライトによる身体的影響について            http://www.koko-kara.info/ ◇◆◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆◇   「KOKO-KARA Information」は、心と体のリハビリテーション研究会が主催  した研修会・講演会等に参加された方、ホームページからメルマガの配信を  希望された方に月1〜2回、無料で情報を配信するものです。 CONTENTS〈目次〉───────────────────────────  ■ VDT症候群とブルーライトによる身体的影響について(1)  ■ Spine Dynamics 療法特別研修会  ■ Spine Dynamics 療法研究会(スパイン研)  ■ Spine Dynamics 療法認定制度  ■心と体のリハビリテーション研究会の facebook 好評配信中!  ■ 求む! 特別研修会 地域世話人  ■ 編集担当者からの一言 ───────────────────────────────────     ■ VDT症候群とブルーライトによる身体的影響について(1) ■ ───────────────────────────────────   肩こりや腰痛を訴える患者さんで、リハビリだけに限らずマッサージやハ  リ治療を続けても、まったく効果が感じられないといった話を耳にします。  中でもPC作業を主とした職種の患者さんに多く見られ、作業中の症状悪化を  訴える方も少なくありません。この原因として、VDT(Visual Display  Terminal)症候群やブルーライトといった言葉が雑誌やメディアなどでも取  り沙汰されています。   VDT 症候群とはパソコンなどのディスプレイを使った長時間の作業により、  目や身体だけでなく心にも影響を及ぼす病気のことです。症状として、(1) 目の症状(疲労・疼痛・乾燥・かすみ・ぼやける・視力障害など)(2)身体  症状(肩こり、首から肩・腕にかけての痛み・倦怠感、慢性化すると背部痛、  手の痛み・しびれなど)(3)心の症状(イライラ、不安感、抑うつ状態など)  があげられます。重症化するにつれ、睡眠をとっても回復しません。また、  ディスプレイ以外の物を見るだけでもめまい・吐き気などの自律神経の異常  をきたすこともあります。   VDT 症候群の要因として、ブルーライトの影響も取り上げられています。  ブルーライトとは波長が 380〜500nm の領域にある青色の可視光線を指しま  す。ブルーライト研究会によると、ブルーライトを長時間浴びることによっ  て、メラトニンの生成が抑制されるという報告があります。メラトニンとは  脳内で分泌されるホルモンの一種で、眠気を誘う物質です。メラトニンが抑  制されるということは、眠気が抑制され、睡眠が十分に取れなくなり、体内  時計(サーカディアンリズム)が狂ってしまうことにつながります。   サーカディアンリズムが狂うと、睡眠障害、鬱病、肥満、ガン(男性は前  立腺ガン、女性は乳ガン)になりやすいことがわかっています。ただし、現  段階では、ブルーライトが直接それらの疾患に結びつくといった医学的根拠  (エビデンス)は十分ではありませんが、ブルーライトを浴び過ぎすること  でメラトニン生成が抑制され、サーカディアンリズムが狂うことで前記のよ  うな疾患のリスクが高まることが、安易に想像できます。   また、ブルーライトは紫外線の次にエネルギーが強いため、目の疲れや痛  みといった、眼球に対する直接的なダメージも与えることもわかっています。   臨床で局所治療を施しても疼痛改善が困難な患者様も経験すると思います。  VDT 症候群とブルーライトが身体に与える影響も視野に入れてみてはいかが  でしょうか。   次回はパソコン・携帯端末使用上の留意点と対処法についてご紹介したい  と思います。 ───────────────────────────────────          ■ Spine Dynamics 療法特別研修会 ■ ───────────────────────────────────   慢性疼痛疾患に対し、多くのセラピスト達が「患部のみの治療では完治し  ない」と感じているのではないでしょうか。世界的にも、慢性疼痛に対する  客観的評価法及び保存治療法はいまだ確立されておらず、現場では対症療法  が中心にならざるを得ません。   そこで我々は、患部を何らかの機序で発生した『結果』と捉えることで、  真の慢性疼痛疾患治療が実践できることを提唱します。慢性疼痛疾患の治療  では、身体のメカニカル及び反射的な両要素の因果関係を解き、根因となる  問題点を改善する必要があります。   本講演では、筋出力(作用力)と反作用力を緩衝する脊柱弯曲機能の関係  を、実技デモや多くの動画を用いて、分かりやすく説明します。  ◇ 会場・期日    広 島:11月 2日〜 3日 医療法人社団飛翔会 寛田クリニック    豊 橋:11月23日〜24日 豊橋整形外科 向山クリニック    宮 崎: 1月11日〜12日 宮崎リハビリテーション専門学校    郡 山: 1月17日〜18日 郡山健康科学専門学校    福 岡: 2月 7日    福岡リハビリテーション専門学校    熊 本: 2月 8日    介護老人保健施設ケアセンター赤とんぼ    福 岡: 2月14日    麻生リハビリテーション大学校    福 岡: 2月15日    麻生リハビリテーション大学校    福 岡: 3月14日    福岡リハビリテーション専門学校    福 岡: 3月15日    福岡リハビリテーション専門学校    別 府: 3月21日    しん整形外科  ◇ 内容の詳細・お申し込みはホームページで!    http://www.koko-kara.info/seminar/index.html  ◇各会場ともお申込みが大変多くなっています。   受講がお決まりの方は、お早めにお申込みいただくことをお勧めします。 ───────────────────────────────────       ■ Spine Dynamics 療法研究会(スパイン研) ■ ───────────────────────────────────   昨年10月17日に発足した「心と体のリハビリテーション研究会」の下部組  織であるSpineDynamics療法研究会、通称「スパイン研」。    SpineDynamics療法を実践するスタッフが、臨床でのSpineDynamics療法の  経験をより多くのセラピストにお伝えし共に研鑽を励む研究会として発足し  ました。   少人数でのセミナーを開催し、少しでも多くの方に SpineDynamics療法を  知って頂きたい、理解して頂きたいと3名の講師がそれぞれの視点から  SpineDynamics 療法を論じています。  <スパイン研主催 研修会紹介>  ◇4回シリーズ   静岡を中心に開催する SpineDynamics療法の4回シリーズです。「脊柱の   回旋」「脊柱の屈伸展・側屈」「胸郭・肋椎関節」「仙腸関節」の4つそ   れぞれを概論と併せて解説ならびに実技を行ないます。各回 4.5時間で構   成されています。  ◇実技研修   4回シリーズそれぞれの部位で行なった実技を復習するコースです。もと   もと少人数で行なっておりますが、さらに人数を少なくしてしっかりと   SpineDynamics 療法の実技習得を目指します。各回3時間で構成されてい   ます。  ◇SDシリーズ実践   理論ならびに実技は SpineDynamics療法特別研修会の入門編に該当し、   SpineDynamics 理論を盛り込んだ(株)ミナト医科学SDシリーズを体感し   ならが SpineDynamics療法を学んで頂きます。こちらは SpineDynamics療   法へ導入しやすい内容で構成されています。  ◇依頼セミナー   当研究会に直接ご依頼頂いた5時間の講習会となります。SpineDynamics   療法の概論から実技までを行なう1日コースとなります。   講習内容は、ご要望に合わせてカスタマイズ可能です。   ■ Spine Dynamics療法研究会(スパイン研)の研修会位置づけ     http://www.koko-kara.info/spine-ken/index.html  ◇ 内容の詳細・お申し込みはホームページで!    http://www.koko-kara.info/spine-ken/index.html   スパイン研公式Facebookサイト   http://www.facebook.com/spineken ───────────────────────────────────          ■ Spine Dynamics療法認定制度 ■ ───────────────────────────────────   Spine Dynamics療法認定とは、心と体のリハビリテーション研究会が、  Spine Dynamics療法の普及と発展を通じ、セラピストの育成と患者様や利用  者様の QOL向上に寄与するため、Spine Dynamics療法の理論と実践に基づい  たケアサービスの提供ができる施設およびセラピストを認定し、登録するも  のです。   Spine Dynamics療法認定制度には、Spine Dynamics療法を実施する施設を  認定・登録する「Spine Dynamics療法実践施設」と、セラピストを認定・登  録する「Spine Dynamics療法セラピスト」(認定資格および上級認定資格の  2段階)があります。認定施設および認定資格セラピストは、当ホームペー  ジで公表いたします。   認定制度の詳細および申請方法は、ホームページをご覧ください。   http://www.koko-kara.info/certified/index.html ───────────────────────────────────   ■ 心と体のリハビリテーション研究会の facebook 好評配信中!■ ───────────────────────────────────   心と体のリハビリテーション研究会の facebook サイトでは、各種講演会  ・研修会のお知らせやその様子をタイムリーに発信しています。   また、研究会ホームページ(掲示板)に書き込めないつぶやきや、ちょっ  とした質問など、どしどしご投稿ください。    facebookサイト http://www.facebook.com/kokokaraken ───────────────────────────────────          ■ 求む! 特別研修会 地域世話人 ■ ───────────────────────────────────   この度、「心と体のリハビリテーション研究会」では、「姿勢制御アプロ  ーチ」講演会にご参加いただいたみなさまからのご希望により、ご要望に応  じた「特別研修会」を実施することになりました。   そこで、研究会事務局では、上記地区の研修会と同じような企画をしてい  ただける地域世話人を募集いたします。   地域世話人募集に関する詳細はホームページをご覧ください。   http://www.koko-kara.info/seminar/index.html#sewanin    ───────────────────────────────────            ■ 編集担当者からの一言 ■ ───────────────────────────────────   パソコンや携帯端末は日常不可欠となっており、切っても切り離せない関  係にあります。   最近では大人だけでなく、子供にも影響が表れてきています。スマートフ  ォン、携帯ゲーム機の長時間の使用が原因の一つとしてあげられます。   まずは、リスクを知り、上手なつき合い方法を理解することも、現代社会  を健康に過ごすためにも心得ておきたいことです。 **********************************************************************      − 最後までお読みいただきありがとうございました − 「KOKO-KARA Information」は、心と体のリハビリテーション研究会が主催  した研修会・講演会等に参加された方、ホームページからメルマガの配信  を希望された方に月1〜2回、無料で情報を配信するものです。   ※バックナンバーはホームページに掲載しています。    今後、このようなメールの配信が不要な方は、お手数をおかけしますが、  タイトル欄に「配信不要」とご記入の上、返信してください。  また、アドレスの変更等がございましたら、その旨ご連絡ください。       発 行 : 心と体のリハビリテーション研究会       e-mail : info@koko-kara.info       URL : http://www.koko-kara.info/       facebook: http://www.facebook.com/kokokaraken *********************************************************************