◆◇━━━━━◇◆ 心と体のリハビリテーション研究会 ◆◇━━━━━◇◆        〜*−*〜 KOKO-KARA Information 〜*−*〜              第31号:2012.9.8    〜 続・酵素の力 −代謝酵素・体外酵素・まとめ− 〜            http://www.koko-kara.info/ ◇◆◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆◇   「KOKO-KARA Information」は、心と体のリハビリテーション研究会が主催  した研修会・講演会等に参加された方、ホームページからメルマガの配信を  希望された方に月1〜2回、無料で情報を配信するものです。 CONTENTS〈目次〉───────────────────────────  ■ 続・酵素の力 −代謝酵素・体外酵素・まとめ−  ■ 第4回 姿勢制御アプローチ講演会 2012 参加者募集中!  ■ Spine Dynamics 療法特別研修会  ■ 心と体のリハビリテーション研究会の facebook を始めました!  ■ 求む! 特別研修会 地域世話人  ■ 編集担当者からの一言 ───────────────────────────────────      ■ 続・酵素の力 −代謝酵素・体外酵素・まとめ− ■ ───────────────────────────────────   前号『酵素の力』では酵素の分類と『消化酵素』についてお話ししました。   復習すると、酵素は以下のように分類されます。   1:体内酵素(潜在酵素)     (1) 消化酵素     (2) 代謝酵素   2:体外酵素(食物酵素)   今回は『代謝酵素』と『体外酵素』について、まとめてみたいと思います。  ○代謝酵素とは   体の代謝に必要な酵素のことを指します。消化吸収された栄養をもとにし  て全身機能を安定させる働きをします。これによって新陳代謝の促進、自然  治癒力の増強、有害物質の除去、免疫力の向上、血液の浄化などの様々な効  果が発揮されます。また、体の古くなった細胞を壊したり、新しい細胞を産  生したりするのも代謝酵素の働きによるものです。   また、病気・ケガなどによる全身機能低下や、飲酒・喫煙・ストレス・疲  労などでも代謝酵素は多く使われます。   病気やストレスなどで食欲が減ることがありますが、これは、消化吸収に  働くための酵素を、代謝に使用することで体の回復を図ろうとする生体反応  です。また、癌についても研究がなされており、癌細胞を包んでいるたんぱ  く質の膜を酵素が分解することで、癌細胞も消えてしまうことが臨床でも明  らかにされています。他にも、体内酵素が少ない状態になると、生存率や繁  殖率が落ちることも動物実験などで実証されています。   我々は、まさに『酵素によって生かされている』といっても過言ではない  でしょう。  ○体外酵素とは   体外から取り込む酵素のことで、『食物酵素』とも言われます。生の食物  は全般に酵素を含んでいます。そのため生の食品を摂取することで、食物の  消化を助ける働きを持っています。詳しくは『23号:生食について』をご参  照ください。また、腸内細菌の微生物が発酵によって酵素を作るそうです。   第23号:生食について(2011年11月3日配信)   http://www.koko-kara.info/mailmag/backnumber/koko-kara-info_023.txt   では、食物酵素を含む食品にはどのようなものがあるのか挙げてみましょ  う。野菜、果物、生卵などはもちろんのこと、納豆、鰹節、ぬか漬け、塩辛、  キムチ、味噌、醤油などの発酵食品にも含まれます。酵母入りビールもその  一例です。なんと、ほとんどが日本古来より食べられている食品です。  ○酵素のまとめ   明治以来、食文化は欧米化の一途をたどり、本来の『日本食』も変化を遂  げてきました。文明や文化は発展し様々な調理法が世に出回っていますが、  人間の細胞や仕組みは1万年前と変わっていません。もし、酵素を含まない  食事を続けた場合どうなるのでしょう。体内酵素は消化吸収にばかり使われ、  代謝酵素まで回らず、免疫機能は低下してしまうのです。私達の体内酵素に  は限りがあり、酵素を作る能力は遺伝子で決まっているそうです。その能力  は20〜25歳をピークに落ち始め、加齢変化とともに急激な減少をたどります。   体内酵素の在庫はよく『酵素銀行』として例えられ、『酵素預金』を使い  果たせば破産し、酵素が尽きると寿命も尽きるのです。そのため体内酵素の  無駄を控える手段が必要となります。食物酵素からは代謝酵素は作られるこ  となく簡単には補填できません。   つまり、食物酵素を多く摂取し、消化酵素の代用させることが大切であり、  より多くの体内酵素を、代謝酵素へ運用する身体環境づくりが、健康への第  一歩なのかもしれません。 ───────────────────────────────────     ■ 第4回 姿勢制御アプローチ講演会 2012 参加者募集中! ■ ───────────────────────────────────   今回で4回目を迎える第4回姿勢制御アプローチ講演会は「心と体のリハ  ビリテーション」そのものをテーマとしました。   PTが患者に行う心の気づき(障害形成心因的プロセス)誘導の大切さ、  心が及ぼす体の影響、心と体の接点は何なのか?以上の具体的な評価、治療  アプローチ法まで紹介します。   これまで心が及ぼす身体機能への影響を加味しにくかった現場アプローチ  に革命的一歩となる治療技術を提供します。  ◇ 開催期日    2012年 9月 9日(日)京都:京都テルサ【まだ間に合います!】    2012年11月 4日(日)東京:JA共済ビルカンファレンスホール    2012年11月18日(日)福岡:福岡国際会議場  ◇ 内容の詳細・お申し込みはホームページで!    http://www.koko-kara.info/kensyukai/shiseiseigyo/    ☆ お申し込みは携帯電話からも可能です。     http://www.koko-kara.info/i/ ───────────────────────────────────          ■ Spine Dynamics 療法特別研修会 ■ ───────────────────────────────────   慢性疼痛疾患に対し、多くのセラピスト達が「患部のみの治療では完治し  ない」と感じているのではないでしょうか。世界的にも、慢性疼痛に対する  客観的評価法及び保存治療法はいまだ確立されておらず、現場では対症療法  が中心にならざるを得ません。   そこで我々は、患部を何らかの機序で発生した『結果』と捉えることで、  真の慢性疼痛疾患治療が実践できることを提唱します。慢性疼痛疾患の治療  では、身体のメカニカル及び反射的な両要素の因果関係を解き、根因となる  問題点を改善する必要があります。   本講演では、筋出力(作用力)と反作用力を緩衝する脊柱弯曲機能の関係  を、実技デモや多くの動画を用いて、分かりやすく説明します。  ◇ 会場・期日    高 松: 9月29日〜30日 アルファあなぶきホール    長 岡: 10月 7日〜 8日 日本赤十字社 長岡赤十字病院    米 子: 10月13日〜14日 米子東病院、YMCA米子医療福祉専門学校    大 阪: 10月20日〜21日 ミナト医科学株式会社 本社    熊 本: 10月28日    介護老人保健施設 ケアセンター 赤とんぼ    長 崎: 12月 1日〜 2日 小栗ふれあい会館  ◇ 内容の詳細・お申し込みはホームページで!    http://www.koko-kara.info/kensyukai/    ☆ お申し込みは携帯電話からも可能です。     http://www.koko-kara.info/i/ ───────────────────────────────────   ■ 心と体のリハビリテーション研究会の facebook を始めました!■ ───────────────────────────────────   心と体のリハビリテーション研究会の facebook サイトでは、各種講演会  ・研修会のお知らせやその様子をタイムリーに発信しています。   また、研究会ホームページ(掲示板)に書き込めないつぶやきや、ちょっ  とした質問など、どしどしご投稿ください。    facebookサイト http://www.facebook.com/kokokaraken ───────────────────────────────────          ■ 求む! 特別研修会 地域世話人 ■ ───────────────────────────────────   この度、「心と体のリハビリテーション研究会」では、「姿勢制御アプロ  ーチ」講演会にご参加いただいたみなさまからのご希望により、ご要望に応  じた「特別研修会」を実施することになりました。   その第1弾となる「Spine Dynamics療法福岡特別研修会」をはじめ、豊橋、  米子、宮崎で開催いたします。   そこで、研究会事務局では、上記地区の研修会と同じような企画をしてい  ただける地域世話人を募集いたします。   地域世話人募集に関する詳細はホームページをご覧ください。   http://www.koko-kara.info/kensyukai/sewanin.html    ───────────────────────────────────            ■ 編集担当者からの一言 ■ ───────────────────────────────────   一言に『生食が良い』といっても現在の食生活を考えるとなかなか難しい  ことだと思います。   最近では食品衛生法によって生レバーも食べられなくなりました。衛生面  を考えると仕方のないことかもしれませんが、今後不足分に関しては『酵素  サプリ』、『酵素ドリンク』などで補給することも大切ではないでしょうか。   巷では、酵素ドリンクの中でも『手作り酵素』も人気のようです。   機会があれば手作り酵素の内容もアップしたいと思っています。 **********************************************************************      − 最後までお読みいただきありがとうございました − 「KOKO-KARA Information」は、心と体のリハビリテーション研究会が主催  した研修会・講演会等に参加された方、ホームページからメルマガの配信  を希望された方に月1〜2回、無料で情報を配信するものです。   ※バックナンバーはホームページに掲載しています。    今後,このようなメールの配信が不要な方は、お手数をおかけしますが、  タイトル欄に「配信不要」とご記入の上、返信してください。  また、アドレスの変更等がございましたら、その旨ご連絡ください。       発 行 : 心と体のリハビリテーション研究会       e-mail : info@koko-kara.info       URL : http://www.koko-kara.info/ *********************************************************************