◆◇━━━━━◇◆ 心と体のリハビリテーション研究会 ◆◇━━━━━◇◆        〜*−*〜 KOKO-KARA Information 〜*−*〜              第19号:2011.7.3           〜 コアコンディショニング 〜            http://www.koko-kara.info/ ◇◆◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆◇   「KOKO-KARA Information」は、心と体のリハビリテーション研究会が主催  した研修会・講演会等に参加された方、ホームページからメルマガの配信を  希望された方に月1〜2回、無料で情報を配信するものです。 CONTENTS〈目次〉───────────────────────────  ■ コアコンディショニング  ■ まだ間に合います! Spine Dynamics 療法特別研修会 参加者募集中!  ■ 第3回 姿勢制御アプローチ講演会 参加者募集中!  ■ 編集担当者からの一言 ───────────────────────────────────           ■ コアコンディショニング ■ ───────────────────────────────────  【はじめに】   日々の生活において「肩が痛い」や「膝が痛い」など、さまざまな痛みを  訴えられる方が多くいらっしゃいます。確かに“患部”が原因で痛みを訴え  ることも多いと思いますが、“患部外”の機能障害により“患部”へストレ  スを与え、痛みを助長させている場合も少なからず見受けられます。   そこで今回は“患部外”の環境を整える方法の一例として姿勢を重点にお  いたコアコンディショニングを紹介したいと思います。  【コアコンディショニング】   コアコンディショニングとは、「すべての身体活動に通じる良好な姿勢と  協調性の効率的な獲得を促し、各種トレーニングの最大効果を引きだすため  の運動学習法」です。   コアコンディショニングの流れには筋緊張を緩めリアライメントを計る  「コアリラクゼーション」、筋を引き締め、アライメントを整える「コアス  タビライゼーション」、四肢のバランスや協調性を引き出す「コアコーディ  ネーション」に分けることができます。   今回は基本となる「コアリラクゼーション」の説明とエクササイズについ  て説明していきます。  【コアリラクゼーション】   コアリラクゼーションとは、リアライメント(臥位での姿勢改善)目的と  したエクササイズです。ストレッチポール上でのセルフモビライゼーション  により、体幹部の筋のリラクゼーションと脊柱や胸郭の関節可動性の改善に  よる臥位でのリアライメントが促されます。  【エクササイズ】   四肢の重さを利用して筋の伸長とリラクゼーションさせ、リアライメント  をおこなっていきます。  ■基本姿勢   ストレッチポール上に頭部・脊柱・仙骨を乗せ、臥位をとる。脚は腰幅く   らいに広げ、膝を立てた状態にします。腕は手背を床に接地させるように   少し広げます。  ■エクササイズ1 〜胸の運動〜   (1) 基本姿勢から両腕の横まで広げます。   (2) ゆっくり呼吸を行いながら腕の力を抜きます。  ■エクササイズ2 〜股関節の運動〜   (1) 基本姿勢から開排動作を行う。このとき、足部外側は床に接地してお     きます。   (2) ゆっくりと呼吸を行いながら下肢の力を抜きます。   ポイント:開排は自分が楽だと感じる肢位にて行います。  ■エクササイズ3 〜対角運動〜   (1) 基本姿勢から片脚をゆっくりと伸ばします。   (2) 次に対角の腕を胸の高さくらいまで位動させます。   (3) ゆっくりと呼吸を行いながら下肢の力を抜きます。   <参考文献>    『コアコンディショニングとコアセラピー』平沼憲治 ───────────────────────────────────      「認定及び専門理学療法士制度」ポイント認定研修会       ■ Spine Dynamics 療法特別研修会 参加募集中!■ ───────────────────────────────────  開催間近! お申込みはお早めに!  ■ 2011年7月10日 Spine Dynamics療法(振替・追加)特別研修会  ■ 2011年7月18日 Spine Dynamics療法 沖縄 特別研修会   慢性疼痛疾患に対し、多くのセラピスト達が「患部のみの治療では完治し  ない」と感じているのではないでしょうか。世界的にも、慢性疼痛に対する  客観的評価法及び保存治療法はいまだ確立されておらず、現場では対症療法  が中心にならざるを得ません。   そこで我々は、患部を何らかの機序で発生した『結果』と捉えることで、  真の慢性疼痛疾患治療が実践できることを提唱します。慢性疼痛疾患の治療  では、身体のメカニカル及び反射的な両要素の因果関係を解き、根因となる  問題点を改善する必要があります。   本講演では、筋出力(作用力)と反作用力を緩衝する脊柱弯曲機能の関係  を、実技デモや多くの動画を用いて、分かりやすく説明します。  ◇ 開催期日   2011年7月10日(日) 日本青年館(東京:神宮外苑・国立競技場横)    2011年7月18日(月・祝) 沖縄・沖縄コンベンションセンター    ※ 7月10日は振替・追加研修会のため、3月13日に開催した研修会と     同じ内容で実施します。ご了承ください。    ※ 3月13日に震災の影響でご参加いただけなかった方は、過日のご案     内通り、振替参加となります。研修会事務局に参加の有無の連絡を     お願いします。また、参加券は 3月13日のものをご持参ください。  ◇ 内容の詳細・お申し込みはホームページで!    [トップページ]→[KOKO-KARA研究会主催の研修会]  ■2011年7月10日(日)      http://www.koko-kara.info/kensyukai/20110710/index.html ■2011年7月18日(月・祝)  http://www.koko-kara.info/kensyukai/20110718/index.html    ☆ お申し込みは携帯電話からも可能です。     http://www.koko-kara.info/i/ ───────────────────────────────────      「認定及び専門理学療法士制度」ポイント認定研修会     ■ 第3回 姿勢制御アプローチ講演会 2011 参加者募集中! ■ ───────────────────────────────────  ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    第3回姿勢制御アプローチ講演会 早期申込み割引好評実施中    2011年7月31日までにお申込みいただくと、ナント 3,000円 割引!   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■   「慢性痛疾患」や「運動器不安定症」に対するアプローチに難渋するセラ  ピスト達が声を挙げ、発足した「姿勢制御アプローチ」講演会は、今年で3  回目を迎えることができました。これまでの「形態を見て、形態を変える」  治療手法を見直し、全身の「機能を診て、機能を改善する」手法、すなわち  「姿勢制御アプローチ」による新しい治療の確立と効果立証が期待される時  代に、今まさに入ったといえます。   当講演会では全身の運動連鎖「姿勢制御機構」を考慮したアプローチを基  軸に「速効性のある機能改善手技」に焦点を絞り、Part1の講師陣によるさ  らにパワーアップしたデモンストレーション検証実技をふんだんに踏まえ、  これまでの常識を打ち破り、明確な効果を得られる治療手法をご紹介します。   参加した方々が検証実技からその論理を理解され、日々の臨床に生かせる  論理習得と意識の向上を目的としています。   この機会にぜひご参加ください。  ◇ 開催期日    2011年 9月11日(日) 京都会場:京都テルサ    2011年10月16日(日) 東京会場:よみうりホール    2011年11月20日(日) 福岡会場:福岡国際会議場  ◇ 内容の詳細・お申し込みはホームページで!    http://www.koko-kara.info/kensyukai/part3.html    ☆ お申し込みは携帯電話からも可能です。     http://www.koko-kara.info/i/ ───────────────────────────────────            ■ 編集担当者からの一言 ■ ───────────────────────────────────   今回は「コアリラクゼーション」のエクササイズ方法についてご紹介させ  ていただきました。   ご紹介させていただいたエクササイズでは、ストレッチポールを利用して  行っていますが、ストレッチポールがなければタオルを丸めた状態での使用  でも同様の結果が得られますので是非活用してみてください。その他にもプ  ールでのリラクゼーションなども効果が得られると思います。 **********************************************************************      − 最後までお読みいただきありがとうございました − 「KOKO-KARA Information」は、心と体のリハビリテーション研究会が主催  した研修会・講演会等に参加された方、ホームページからメルマガの配信  を希望された方に月1〜2回、無料で情報を配信するものです。   ※バックナンバーはホームページに掲載しています。    今後,このようなメールの配信が不要な方は、お手数をおかけしますが、  タイトル欄に「配信不要」とご記入の上、返信してください。  また、アドレスの変更等がございましたら、その旨ご連絡ください。       発 行 : 心と体のリハビリテーション研究会       e-mail : info@koko-kara.info       URL : http://www.koko-kara.info/ *********************************************************************